営業で売れない時のコントロール法

From:最塾・有川高史

今回は、過去に入塾したばかりの塾生さんから頂いたお悩みメールにお答えした質疑応答です。

Q、契約が取れずにかなり落ち込んでいます。
「もう、このまま二度と契約が取れないのでは」と考えてしまい凄く不安です。いつクビになってしまうかという不安もあります。何が悪いのかもさっぱり分りません。こういうときはどうすればいいのでしょうか。

A,これは、私自身の経験からお話しすることですから、信じなくても良いので「そんなこともあるのか」という程度で受け取って欲しいのですが・・・

営業セールスには、リズムがあります。

どれだけトップセールスであっても、そのリズムを無視して行動すると苦労することがあります。

そのリズムとは、波のようなもので、上がったり下がったりが繰り返しで訪れます。上がっているときは調子が良く、棚ぼた的な契約が取れたり紹介が突然あったりと幸運が続きます。

しかし、下がりだすと、確実と思われてた契約がいきなり飛んでしまったり、やることなすことが全て裏目裏目に出はじめる。そして、上がりの時期が長ければ長いほど、それに比例するように下りの時期も長くなるものです。

入社後すぐに売れた営業セールスが、その後、すぐに売れなくなり潰れてしまうというのは、よく聞くこと。もしかすると、あなたもこの波に揉まれているのかもしれません。

トップ営業セールスの人は、このリズムに翻弄されるのではなくコントロールする方法を知っています。

このコントロールが非常に大切なのです。

トップ営業セールスの自己コントロール法

コントロール方法には何種類かありますが、今回は、そのコントロールの方法の中の一つをお教えします。

それは・・・

「調子の良いときに、次の波を作り出す」

ということ。

つまり「調子の良い時に次の波の種をまく」とも言えます。

つまり「波を2つ作る」のです。    

上がり調の波に乗ってるときに、次の波をスタートさせれば一方の波が下がり調になってきたときに、後の波が上がり調になってきます。それを繰り返せば、全体的にはずーっと上がり調になっていくのです。

このコントロール方法で上手く波に乗る方法を知っている人にはスランプがありません。

しかし、今回のあなたのように一つの波しか作っていなかった場合、まずはとにかく、上がり調の波を作り出すのが最優先です。

そのためには、今のあなたの「心」の状態や営業セールスのトークや行動などを、早急に見直す必要があります。調子の良いときなら、引かなかった所で、妙に引いていたりお客がその気になる「ワントーク」が抜けていたりと原因は必ずあるものです。            

気弱になっていたり、迷いがあったりするととたんに勢いは落ちていくものです。もしかすると、プライベートの問題が足を引っ張っているのかもしれません。

営業セールスとは、それほど繊細なものです。

ほんの少しの心の変化が、現実の営業活動にも変化をもたらします。そんな場合は、仕事とプライベートの関係をコントロールすることが重要課題になります。

仕事だけでなく、日常全体の状況も視野に入れて、もう一度考えてみて下さい。  

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有川 高史
最塾・主宰。2005年3月より「現場で泥水を飲むような思いで苦しみながら戦っている現場営業」のための「最強営業実践塾(最塾)」をスタートさせる。年現在、最強営業実践塾で学んだ累計会員数は、全国で5600名を超え現在も様々な業種の営業セールスの人が共に切磋琢磨しながら日々学んでいる。・・・続きを読む→

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