営業の転職時期とポイント。辞めるべき?辞めないべき?

今回は、営業の転職について悩んでいる方からの質問に、お答えしたいと思います。

相談内容

はじめまして。私、41歳で保険業に経験も無く飛び込んだ者です。

今月よりノルマが課せられどうしようかと思っております。

はっきり言って自信が全くありません。

三ヶ月になりますが、既に転職を考えております。

職場にも、問題がありまして良い環境とは言えません。

助言をお願い致します。

回答

もしも、あなたが・・・

家族やご両親など、あなたが守らなければならない存在が誰一人いなくて、

当分の間、食べていけるお金もタンマリあるのであれば・・・

辞めても良いと思います。

しかし・・・

あなたに家族などの守るべき存在がいて、資金的にも底を付きそうなな状況であれば・・・

辞めない方が、良いと思います。

なぜなら、今の状態のあなたが今の会社を辞めて転職すると、今以上に厳しいところ、苦しいところに就職することになる可能性が非常に高いからです。

これ、私自身に実際にも起こったことなので分かるのですが、そんなことがないように「次こそは!」と思い慎重に転職するんですけど、採用が決まってフタを開けてみると、実際とは「話が違うことばかり」が起きて「これなら、前の会社の方が良かったよ・・」って言うことが、なぜかしら起きます。

そして、また「転職しよう」となるんですけどすると、さらに「ひどいところ」に転職することになるんです。

そして、それは、あなたが気が付くまで繰り返されます。

何を気付かなければいけないのか?

では、なにを気付かなければいけないのでしょうか。

これは、私の持論なので、信じなくても良いですけど、それは「今の会社、環境でしか学べない、あなたに必要なこと」です。

その学びを得ないまま、ただ「イヤだ!イヤだ!」と逃げていると、どんどん、ペナルティーが大きくなる。で、最終的には「絶対に逃げられないところ」まで必ず何回でも追い込まれます。

そこで、ようやく気が付くんです。

「あぁ・・もう、やるしかないんだな・・・」ってね。

自由と責任

今の環境というものは、どんな状況にせよ「あなた」が選んだことです。

「選んでない!こんな所だと思わなかった!」と言われるかもしれませんが、それでも、あなたが選択した結果です。そもそも、営業セールスには「ノルマ」があると言うことは最低でも、始めの頃から分かっていたはずです。

「うちはノルマなんて無いよ」と面接の時に言われたかもしれませんが、固定給で「ノルマがない」会社はあり得ません。

商品力が飛び抜けて良いか、売れ筋商品を扱っていれば別ですが、保険や不動産などの営業会社では、まずありえません。

もし、営業会社で「ノルマが無い」ところがあるとすれば、それは「ノルマがない」変わりに「固定給もない」ところです。

つまり「フルコミッション」(完全歩合給制)は「自由と責任」のバランスが取れているんです。

ということは「固定給があると言うことは、間違いなくノルマ」もあります。

まあ「自由にやって良いよ」といいながら売れないと1ヶ月で自主退職に追い込む会社もありますけどね。

営業の自信

また「自信がありません」ともおっしゃっていますが最初から自信満々で営業セールスをやる人なんて誰一人いません。

「自信がない」のと「やる、やらない」は別問題です。

「自信」が無いから「やらない」人もいますが、

「自信」が無くても「立ち向かう」人もいます。

どちらにしても「今の自分に足りないところ」だからこそ、やらなければならない状況に追い込まれているということを早く気付くべきです。

もちろん、環境があまりにも悪ければ「やってられない」という気持ちも分かりますがだからといって、それが辞める理由にはなりません。

はっきり言えば「逃げてる」だけです。

「逃げ」からは何一つ良いことは起きません。

もちろん、逃げ続けても良いでしょうけど先程言ったように、必ず最後は逃げられないところまで追い込まれます。

まあ、このメルマガを購読してるって事は、それなりに「何とかしたい!」って気持ちがあるんでしょうからそこら辺のいい加減なヤツよりは、全然、立派ですがだからといって、逃げ続けて一番苦しい思いをするのは私ではありません。

そうです。「あなた」です。

ノルマが達成出来なくても、命までは取られません。

本当なら、今しか学べないことを学ぶ時期だと割り切って、やれるところまでやってみるというのも、1つの方法だと思います。

あ、それと・・・

完璧主義は、自分を苦しめるだけです。

車のハンドルのように「遊び」を持ったほうが、楽ですよ。

一度、自分自身を見直す良い時期なのかもしれませんね。 

このブログを書いている人
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有川 高史
最塾・主宰。2005年3月より「現場で泥水を飲むような思いで苦しみながら戦っている現場営業」のための「最強営業実践塾(最塾)」をスタートさせる。年現在、最強営業実践塾で学んだ累計会員数は、全国で5600名を超え現在も様々な業種の営業セールスの人が共に切磋琢磨しながら日々学んでいる。・・・続きを読む→

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