「世界レベルのバカたれ」への手紙

世界レベルのバカたれへ(2016年7月6日(水))

2016年7月6日(水)
自宅にて。

From:有川高史

人生で初めて、ただお酒を飲みたいと思う日が続いています。

ただ、ぽっかり心に穴が開いたようで、

気が付けば訳もなく涙が頬を伝っています。

意味が分かりません。

なぜ、あんたが死ななければならなかったのか、

意味が分かりません。

なぜ、勝手に死んでしまったのか。

意味が分かりません。

一緒にセミナーをやって、日本全国の懸命に頑張っている営業の人達に、
本物の真の営業を、世界レベルの営業を見せて感じさせてあげたかったのに。

約束を果たすことなく、最後の最後まで、身勝手なバカ野郎は、
私がこれまでに出会ってきた営業の中で、
ダントツで間違いなく世界レベルの営業だったあのバカタレは、

誰よりも不動産が好きで、誰よりも営業が好きで、
非常識な発想と方法論で、不可能を可能にしてきた、

そんな世界一の営業が、

43歳という若さで、逝ってしまった。

私が営業としてまったく売れず、誰からも相手にされず、
一人で悩み苦しんでいたときに、

「大丈夫!有さんは、売れるよ!」とニコニコ笑いながら、
「有さんは、真面目すぎるの!」と優しく諭すように言いながら、

ときに一緒に飛込みを回ってくれた。

とても、2つも年下と思えないほど、大きな器を持った、大きな大きな人間でした。

この10年間に、数千人近い営業の人に会ってきた私は断言する。

これは冗談でも何でもなく、彼の死は間違いなく
日本の損失であり、世界の損失であると。

最後に会った数年前、

「有さんだったら、たくさんの営業を救えるよ!」

「有さんも売れずに苦しんだ経験があるから、気持ちがわかるもんね!」
「寄り添ってあげなきゃね!」

「売れなくて苦しんでいる営業を、一人でも救ってあげないとね!」
「大丈夫!有さんは間違ってないよ!それは、有さんしか出来ないからね!」

笑顔でそう言ってくれましたね。

あの時、その言葉に、どれほど救われ、どれほど力をもらったことか。。。

なぁ、シバちゃん。

俺がやっていることは、間違ってないかい?
俺の教え方は、間違ってはいないかい?

あんたが証明したかった本当の営業の世界を、

「有さん!営業って楽しいね!」と言っていた本当の営業の世界を、
俺は全国の営業に見せてあげられているのかな?

もし、私の人生に師匠という存在がいるのであれば、
それは間違いなく、あなたでした。

あなたが私に教えてくれた営業ノウハウは、ともに考え作り上げた営業ノウハウは、不動産だけでなく、どんな業種、市場、商品、価格であろうとも、永遠不滅の哲学であり技術であり、間違いなく世界一レベルです。

今現在も、この営業哲学と営業ノウハウで、トップセールスになっている塾生達がたくさんいます。

そして、これからも、あなたが生きた証しを刻みながら、私がしっかり受け継いで歩いていきます。

シバちゃん。心配せんでも大丈夫!

俺は絶対に誰にも負けへんから!(笑)

二人で、夜中まで営業して、こねくり回して、契約を上げて、
時にはお客を説教したり、吐血しながら、客宅に行ったり、
そうやって、共に泣き、笑い、あんたとやってきた。

そんな、俺が負けるわけないやん!(笑)

だから、俺は一人でも大丈夫!^^

せやから、

ゆっくり、ゆっくり、休んでください。

今まで、本当に、本当に、

ありがとう。

お疲れ様でした。

Dear,
私にとって、恩人であり、恩師であり、同志であり、戦友であり、
そして何より、かけがえのない友人だった「シバちゃん」こと

世界一の営業:柴田勇様(享年43)

プロフィール

裏・プロフィール

私を変えた出会い

このブログを書いている人
150

有川 高史
最塾・主宰。2005年3月より「現場で泥水を飲むような思いで苦しみながら戦っている現場営業」のための「最強営業実践塾(最塾)」をスタートさせる。年現在、最強営業実践塾で学んだ累計会員数は、全国で5600名を超え現在も様々な業種の営業セールスの人が共に切磋琢磨しながら日々学んでいる。・・・続きを読む→

365_mine